世話がない(読み)セワガナイ

デジタル大辞泉 「世話がない」の意味・読み・例文・類語

世話せわがな・い

手数がかからない。「―・くてすむ」
あきれてどうしようもない。「自分失敗に自分で怒っているのだから―・い」
[類語](2呆れが宙返りをする呆れが礼に来る呆れもしない開いた口が塞がらぬ舌を吐くなにをか言わんや二の句が継げない

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「世話がない」の意味・読み・例文・類語

せわ【世話】 が ない

① 手数がかからない。
談義本・風流志道軒伝(1763)五「只世上女郎に異なる事は、袖とめ、かね付の世話なきのみにてぞ有りける」
② あきれはててどうしようもない。処置なしである。
※義血侠血(1894)〈泉鏡花〉五「そんな立派な口を(き)いたって、約束が違や世話(セワ)は無(ネ)え」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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