世話事(読み)セワゴト

デジタル大辞泉 「世話事」の意味・読み・例文・類語

せわ‐ごと【世話事】

歌舞伎で、世話物のこと。
日常的なこと。世間的な物事
「つひにしてみぬ―で、今日は大分くたびれた」〈浄・先代萩

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「世話事」の意味・読み・例文・類語

せわ‐ごと【世話事】

〘名〙
① 世間で日常ふつうにある物事。庶民的、日常的な物事。
浄瑠璃新版歌祭文お染久松)(1780)野崎村「したが島台のないかはり、世話事の尉(ぜう)と姥(うば)新しい
情事。いろごと。
※浄瑠璃・伽羅先代萩(1785)一「菩薩(ぼさつ)の世話事床がため、御新宅の地形(ぢぎゃう)がため」
※浄瑠璃・伽羅先代萩(1785)四「簑笠をぬがせ申せば義綱公、〈略〉ついにしてみぬ世話事で今日は大分草臥た」

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