世話焼(読み)せわやき

精選版 日本国語大辞典 「世話焼」の意味・読み・例文・類語

せわ‐やき【世話焼】

〘名〙
他人のために、好んで骨を折ること。また、その人。世話好き。または、相手が望まないのに、必要以上にめんどうをみたがること。また、その人。おせっかい。
俳諧・柿表紙(1702)上「世話やきの膳にちりけり山桜〈范孚〉」
滑稽本浮世風呂(1809‐13)四「なんだ、此のおてばの世話(セワ)やき婆め」
※俳諧・眉斧日録(1752‐56)二「世話やきに女の交るはやり神」
※滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)八「せわやき講中と見へたるが壱人」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「世話焼」の意味・読み・例文・類語

せわ‐やき【世話焼(き)】

好んで他人の世話をすること。また、その人。世話ずき。
必要以上に人の面倒をみたがること。また、その人。おせっかい。
世話人」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android