世間者(読み)セケンジャ

デジタル大辞泉 「世間者」の意味・読み・例文・類語

せけん‐じゃ【世間者】

世間一般の人。俗人僧侶などからみていう。
「―は楽しみなき事に楽しみありと見て、其の執心を離るる事なし」〈ぎやどぺかどる・下〉
世慣れた人。〈日葡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「世間者」の意味・読み・例文・類語

せけん‐じゃ【世間者】

〘名〙 一般世間の人々。寺院などから見て、世俗世界の人々。俗人。また、俗物で、世渡りにたけた人。
※米沢本沙石集(1283)五本「仏法を学ふ者に付て世間者(セケンジャ)出世者分つへき也」
※ぎやどぺかどる(1599)下「世間者は楽みなき事に楽みありと見て、其執心を離るる事なし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android