両為(読み)リョウダメ

デジタル大辞泉 「両為」の意味・読み・例文・類語

りょう‐だめ〔リヤウ‐〕【両為】

両方のためや利益になること。
「お前さんも人に憎まれず私の方でも大助かり、ほんに―で御座んす」〈一葉・わかれ道〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「両為」の意味・読み・例文・類語

りょう‐だめ リャウ‥【両為】

〘名〙 両方のためになること。双方の利益になること。
浮世草子傾城色三味線(1701)京「此心で太夫にあはふよりは、下帯のふるきに遠慮なく、めんめんの女房に、思ひ出さして慰(なぐさむ)が両為也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android