中の衣(読み)ナカノコロモ

デジタル大辞泉 「中の衣」の意味・読み・例文・類語

なか‐の‐ころも【中の衣】

直衣のうしの下、単衣ひとえぎぬの上に着る衣服和歌では多く男女の「仲」にかけて用いる。
「包むめる名やもり出でむ引き交はしかくほころぶる―に」〈紅葉賀

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「中の衣」の意味・読み・例文・類語

なか【中】 の 衣(ころも)

  1. 直衣(のうし)の下、単衣(ひとえ)の上に着る衣服。また、和歌などで、男女の「仲」に掛けて用いられることも多い。共寝をするときの夜着
    1. [初出の実例]「つつむめる名やもりいでん引きかはしかくほころぶるなかのころもに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)紅葉賀)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android