中仕切(読み)なかじきり

精選版 日本国語大辞典 「中仕切」の意味・読み・例文・類語

なか‐じきり【中仕切】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 空間を区切るために設けたへだて。
    1. (イ) 一つ部屋中間障子ふすまなどで作ったしきり。
      1. [初出の実例]「中じきりのはしらによりかかって」(出典:洒落本・通言総籬(1787)一)
    2. (ロ) 和船内部に必要に応じて入れる仕切板。関板。
    3. (ハ) 箱やいれものなどの中にあるしきり。
      1. [初出の実例]「麦と米とを別々に入れるように中仕切のしてあるくすんだ細長い米櫃の」(出典:神の道化師(1955)〈椎名麟三〉一)
  3. なかばらい(中払)
    1. [初出の実例]「九月前から滞って、それから中仕切(ナカジキリ)にもさたなし」(出典洒落本・竊潜妻(1807)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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