中央アマゾン保全地域群(読み)ちゅうおうアマゾンほぜんちいきぐん

世界遺産詳解 「中央アマゾン保全地域群」の解説

ちゅうおうアマゾンほぜんちいきぐん【中央アマゾン保全地域群】

2000年に登録、2003年に登録内容が変更されたブラジルの世界遺産(自然遺産)で、アマゾナス州ネグロ川流域に位置する。ジャウー国立公園を流れるジャウー川は、川で有機物質が分解され、土砂沈殿がないため、水が黒い。この周辺は、デンキウナギピラルクほかアマゾンマナティーカワイルカジャガーなど約120種類の哺乳類が生息している。当初は「ジャウー国立公園」として登録されたが、2003年に野生生物の生息持続が可能な開発保護区を含める登録範囲拡大に伴い、登録名も「中央アマゾン保全地域群」に変更された。◇英名はCentral Amazon Conservation Complex

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android