中央シベリア台地(読み)ちゅうおうシベリアだいち(英語表記)Srednesibirskoe ploskogor'e

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中央シベリア台地」の意味・わかりやすい解説

中央シベリア台地
ちゅうおうシベリアだいち
Srednesibirskoe ploskogor'e

ロシア中東部,シベリア中央部にある広大な台地。東はレナ川,南はバイカル湖地方と東サヤン山脈,西はエニセイ川に限られ,北は北シベリア低地に続く。面積約 350万 km2。古期の安定した結晶質岩石の基盤の上に,海成層その他の新しい地層が堆積して形成された。平均標高は 500~700mであるが,プトラナ高原エニセイ山脈など,ところどころに高地がある。最高点はプトラナ高原の 1701m。大部分タイガで,北緯 68°以北に灌木,ツンドラが現れる。鉄,金,石炭ニッケル,ダイヤモンド,岩塩雲母などを産し,北部には石油,天然ガスの埋蔵も知られている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android