中央海盆断層(読み)ちゅうおうかいぼんだんそう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「中央海盆断層」の意味・わかりやすい解説

中央海盆断層
ちゅうおうかいぼんだんそう

台湾東方南西諸島琉球(りゅうきゅう))海溝の南端付近から南東に延び、九州・パラオ海嶺(かいれい)に至る、中央に比高2000メートルにも及ぶ峡谷を伴った海膨状の高まり。地震は伴わないが、この両側には対称的な地磁気異常が認められ、地殻構造は標準的な海洋性。古い中央海嶺が活動を停止して沈降したものと考えられている。

安井 正]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android