…また同じころに横浜外国人居留地にも煉瓦造の下水道が敷設された。日本の技術者による最初の近代的下水道は,中島鋭治(1858‐1925)の計画で99年に着工し1913年に完成した仙台市の合流式下水道である。デ・レーケの後任技師イギリス人のバルトンWilliam K.Burton(1855‐99)は分流式下水道の建設を指導したが,中島鋭治が合流式下水道を採用してからは,広島(1908着工),大阪,名古屋,東京(いずれも1911着工)の都市に続いて函館,岡山,明石,松山,会津若松,福島,大分の諸都市が合流式下水道を建設していった。…
※「中島鋭治」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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