中師村(読み)ちゆうしむら

日本歴史地名大系 「中師村」の解説

中師村
ちゆうしむら

[現在地名]蟹田町中師

東は陸奥湾に面し、南は中師川(蟹田川)蟹田村、西は小国おぐに村、北は石浜いしはま村に接する。天文年間(一五三二―五五)の津軽郡中名字に「中深ちうし」とあり、この地域で最も古い集落といえる。正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の田舎いなか郡の新田に中師村とあり、高一四・六六石とある。貞享四年(一六八七)検地帳によれば、村高四六・〇七八石、うち田方二〇・一一六石、畑方二五・九六二石とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android