中村富十郎(1世)(読み)なかむらとみじゅうろう[いっせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中村富十郎(1世)」の意味・わかりやすい解説

中村富十郎(1世)
なかむらとみじゅうろう[いっせい]

[生]享保4(1719)
[没]天明6(1786)
歌舞伎俳優。屋号天王寺屋。安永~天明期 (1772~89) の名女方。1世芳沢あやめの3男。元文3 (38) 年に大坂で『石橋 (しゃっきょう) 』を演じて好評を得,安永8 (79) 年には,最高級の俳優となった。舞踊の『京鹿子娘道成寺』の創演者として知られる。

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