中東和平会議(マドリード会議)(英語表記)Madrid Peace Conference

山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説

中東和平会議(マドリード会議)(ちゅうとうわへいかいぎ(マドリードかいぎ))
Madrid Peace Conference

冷戦終結および湾岸戦争の結果を受け,1991年10月にスペインの首都マドリードで開催された中東和平に関する国際会議。米ソを共同議長国として,はじめてイスラエルパレスチナ,シリアなどすべての関係国・地域が同じテーブルについた。2国間交渉および多国間交渉という現行の和平プロセスの枠組みをつくり,93年以降のオスロ合意(暫定自治合意)など一連の和平合意の出発点となった。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android