中棹(読み)チュウザオ

デジタル大辞泉 「中棹」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐ざお〔‐ざを〕【中×棹】

三味線種類の一。棹の太さによって3種に分けたうち中間のもの。胴の大きさ、弦の太さ、音量なども中程度清元節常磐津ときわず節・地歌などに用いる。→太棹ふとざお細棹ほそざお

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「中棹」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐ざお ‥ざを【中棹】

〘名〙 三味線の種類の一つ。棹の太さによって三種に分けたうちの中間のもの。胴の大きさ、弦の太さ、音量なども中程度。清元節・常磐津節・地歌などに用いる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の中棹の言及

【三味線】より

…細いものを細棹といい,長唄,小唄,河東節,荻江節などで用いる。その中間のものを中棹といい,常磐津節,清元節に用いるものをいうが,地歌などでは演奏者によって太さの差があり,あまり適当な名称とはいえない。(2)胴 4枚の板をにかわではり合わせ,上下に皮をはる。…

※「中棹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android