中殿(読み)チュウデン

デジタル大辞泉 「中殿」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐でん【中殿】


中央にある宮殿社殿
神社で、本殿拝殿中間にある社殿。
清涼殿異称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「中殿」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐でん【中殿】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 中央の宮殿または社殿。中心になる御殿
      1. [初出の実例]「其の後、伽藍を建立して一百余院の精舎を造る。〈略〉中殿には仏を居へ奉り」(出典:今昔物語集(1120頃か)一)
    2. 神社の拝殿と本殿の中間に設けられる殿舎
  2. [ 2 ] 清涼殿(せいりょうでん)の異称。
    1. [初出の実例]「皇太子参謁於中殿曲宴」(出典日本紀略‐天長元年(824)一二月一日)

なか‐どん【中殿】

  1. 〘 名詞 〙 女郎屋茶屋などの下働きの若い男。
    1. [初出の実例]「なかどんに仕丁を遣ふ下の関」(出典:雑俳・柳多留‐九四(1827))

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