中浮(読み)ちゅううき

精選版 日本国語大辞典 「中浮」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐うき【中浮】

〘名〙 水面水底中間にとどまって浮いているもの。また、その状態
幻談(1938)〈幸田露伴〉「竿を〈略〉折らぬやうに加減をしながらグイと引きました。すると中浮(チュウウキ)になってゐた御客様は出て来ない訳には行きませんでした」

ちゅう‐うけ【中浮】

〘名〙 扇の一つ。上端がやや狭く開いた扇。中啓(ちゅうけい)より開きの少ないもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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