中菊(読み)チュウギク

デジタル大辞泉 「中菊」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐ぎく【中菊】

キクの園芸品種。花が大輪より小さい江戸で流行したので、江戸菊ともいう。

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精選版 日本国語大辞典 「中菊」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐ぎく【中菊】

  1. 〘 名詞 〙
  2. キクの園芸品種の一群花期は秋で、花色はさまざま、大きさは中輪菊。江戸で発達した品種群で江戸菊とも呼ばれ、花弁内側に巻く性質から抱え菊、狂いとなりやすいことから狂い菊別名もある。
  3. 中輪菊のこと。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「中菊の盛なるには、渋谷の隠居が物好を伝ふ」(出典:談義本・風流志道軒伝(1763)二)

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