中西正好(読み)なかにし まさよし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中西正好」の解説

中西正好 なかにし-まさよし

?-? 江戸時代前期の和算家
豊臣秀吉馬廻だった川勝広綱につかえる。のち弟の正利とともに池田昌意(まさおき)に和算をまなぶ。関孝和(たかかず)の門弟天元術をおそわり中西流と自称した。天和(てんな)3年(1683)「勾股弦適等(こうこげんてきとう)集」をまとめる。通称は十太夫。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の中西正好の言及

【関流】より

…大島喜侍の弟子三池市兵衛を始祖とする三池流は金沢を中心として広がった。関孝和と同時代の中西正好を始祖とする流派を中西流という。そのほか,流派は日本中いたるところにたくさんあるが,これらの流派の間はとくに排他的ではなく,それぞれよいところを吸収しあって発展した。…

※「中西正好」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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