中門の廊(読み)ちゅうもんのろう

精選版 日本国語大辞典 「中門の廊」の意味・読み・例文・類語

ちゅうもん【中門】 の 廊(ろう)

寝殿造で、東西の対の屋から南方に出て釣殿(つりどの)に通じる渡殿(わたどの)中間に門を開き中門といい、その南北を中門北廊・中門南廊という。中門北廊には沓脱を設け、出入り口となる。
※後二条師通記‐寛治二年(1088)一一月一一日「次参院、〈大炊殿、〉召御前〈略〉入門参中門廊、車乗下給え」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android