丸出(読み)まるだし

精選版 日本国語大辞典 「丸出」の意味・読み・例文・類語

まる‐だし【丸出】

〘名〙 (「まる」は接頭語)
全部を出して示すこと。あけひろげにして隠すところのないこと。すべてをさらけ出すこと。むきだし。
文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉三「苟も我に是とする所のものあらば丸出しに之を述て隠すことなく」
※黴(1911)〈徳田秋声〉四〇「お国言葉丸出しで」
② 区別しにくいほどよく似ていること。
※滑稽本・七偏人(1857‐63)五「イヨ霜げた木兎(みみづく)(マル)だしだ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android