丸笠神社(読み)まるがさじんじや

日本歴史地名大系 「丸笠神社」の解説

丸笠神社
まるがさじんじや

[現在地名]和泉市伯太町四丁目

丸笠山古墳の前方部に祀られているが、現状は小さな祠と鳥居が残るのみ。「延喜式」神名帳の和泉郡に「丸笠マロカサノ神社」とある。現祭神は御諸別命・素盞嗚命であるが、明治一二年(一八七九)の「大阪府神社明細帳」には伊邪那美大神とあり、さらに古くは皇太神・熊野神であったという(大阪府誌)。旧村社。

伝説によると、熊野御幸時に病にかかった白河院がこの地より熊野を遥拝したところ病は平癒したという(大阪府史蹟名勝天然記念物)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android