丸襟・盤領（読み）まるえり

精選版 日本国語大辞典

まる‐えり【丸襟・盤領】

〘名〙

① (盤領) 袍(ほう)・襖(おう)などの頸上(くびかみ)部分を円形に仕立てたもの。ばんりょう。⇔角襟。

※随筆・折たく柴の記（1716頃）中「今の団領は胡服に出たり」

② 襟に並幅を使用したもの。羽織など。

③ (丸襟) 洋服の襟で、襟先に丸みを持たせたもの。

※不意の声（1968）〈河野多恵子〉「臙脂の細いリボンを広い丸衿から垂らした女の子たち」

出典　精選版 日本国語大辞典