主水新田(読み)もんとしんでん

日本歴史地名大系 「主水新田」の解説

主水新田
もんとしんでん

[現在地名]松戸市主水新田・旭町あさひちよう一―二丁目・外河原そとがわら

九郎左衛門くろうざえもん新田の西に位置する。集落江戸川自然堤防上に南北に延び、北側の七右衛門しちえもん新田と連なる。村の東側を神明しんめい堀が南流し、西は外河原村。寛文―延宝期(一六六一―八一)検地を経て江戸川左岸の低地に成立した新田村の一とみられるが、慶安年間(一六四八―五二)頃の成立といわれる高城胤忠旧知行高付帳に主水新田村とみえる。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分に新田名がみえ、高六八石余、幕府領。以後幕末まで同領(旧高旧領取調帳)。寛保三年(一七四三)から小金こがね宿の定助郷隔年に勤めた。また中野なかの牧付人足二人、上野かみの牧・高田台たかだだい牧付人足二人を負担し、小金五牧捕馬の際も賄一八ヵ村に指定されていた(天保一〇年小金五牧捕馬等人足割控)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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