主要組織適合抗原

栄養・生化学辞典 「主要組織適合抗原」の解説

主要組織適合抗原

 MHC抗原,MHC分子ともいう.膜に結合した糖タンパク質で,抗原がタンパク質分解酵素で分解されて生成するペプチドと結合してT細胞に抗原として提示する役割をする分子.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の主要組織適合抗原の言及

【組織適合抗原】より

…その不一致が臓器移植において免疫系の認識するところとなり,拒絶反応を引き起こすところからこの名がある。多くの組織適合抗原が見いだされているが,最も強い拒絶反応をもたらすものを主要組織適合抗原といい,高等動物で広くその存在が確認されている。ヒトのHLA抗原(1958年にヒト白血球抗原として発見された)およびマウスのH‐2抗原がその代表的なものである。…

※「主要組織適合抗原」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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