久保手(読み)くぼて

日本歴史地名大系 「久保手」の解説

久保手
くぼて

[現在地名]上山市久保手

長谷堂はせどう(現山形市)の枝郷で、鷹取たかとり山麓の小さい盆地状の窪地。久保手古窯跡群があり、須恵器が出る。元和九年(一六二三)の長谷堂村検地帳(山形県史)の内「くぼて村分」「こくぼて」と角書された田畑の名請人のうちに、渡辺・井上・横山ら名字をもつ六人がみえ、田二町一反余・畑一町二反余。上山町から長谷堂村に至る道は巡見使道で、天明八年(一七八八)の御巡見案内(長井政太郎氏旧蔵文書)では百姓五軒・水呑一三軒とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android