久保番所跡(読み)くぼばんしよあと

日本歴史地名大系 「久保番所跡」の解説

久保番所跡
くぼばんしよあと

[現在地名]物部村久保高井

阿波国境に近い上韮生かみにろう川の上流、久保村南部の久保高井くぼたかいに設置された道番所で、久保氏が番人をつとめた。現物部村内には別府べふささの二ヵ所にも番所があったが、そのうち最も規模が大きかった。

「南路志」には、高知城下より一二里三〇町の距離にあり、「番人、二人扶持、給田本田弐町八反、新田六百石余、久保兵衛、但久保高助身上没収之後、小松伝次右衛門」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android