久城寺(読み)くじようじ

日本歴史地名大系 「久城寺」の解説

久城寺
くじようじ

[現在地名]秋田市旭北寺町

旭北寺きよくほくてら町北部にあり、日蓮宗、顕乗山と号し、本尊釈迦牟尼仏

宝永二年(一七〇五)の「六郡総諸寺院由緒」(県立秋田図書館蔵)に「開基永正二乙丑年総州正中山七代嗣法権大僧都日有也、土崎湊建立、慶長年中御城下へ引移、慶安三寅年類焼、記録等焼亡ス、本山京都願処広布山本満寺の末寺也」とみえる。寺院台帳(秋田県庁蔵)に「天和四年中多賀谷将監ヨリ銀七貫五百目ヲ以テ開高五十石買受」とあり、貞享三年(一六八六)一月一九日の「隆光日記」(国典類抄)に、同日年始御礼に登城した久城寺につき、「同新田故去年始御目見」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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