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「久留米[市]」の意味・わかりやすい解説
久留米[市]【くるめ】
福岡県南部,筑紫(つくし)平野の中部の市。1889年市制。中心市街は江戸時代の有馬氏21万石の城下町として栄え,戦前は軍都でもあった。九州新幹線,鹿児島本線,久大本線,西鉄天神大牟田(おおむた)線・甘木線,九州自動車道が通じる。1931年設立のブリヂストンの工場があり,タイヤを中心に工業用・家庭用ゴム製品を生産。1984年佐賀県鳥栖市とともにテクノポリス指定を受け,現在は北部にハイテクパークの建設が進む。農村部では米,花卉(かき),野菜を産する。久留米絣(がすり),竹を編んで素地とした籃胎(らんたい)漆器,富有柿は特産。高良(こうら)大社,水天宮,梅林寺などの名所,石橋文化センター,世界つつじセンター,自衛隊基地がある。2005年2月浮羽郡田主丸町,三井郡北野町,三潴郡城島町,三潴町を編入。229.96km2。30万2402人(2010)。
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