乖戻(読み)カイレイ

デジタル大辞泉 「乖戻」の意味・読み・例文・類語

かい‐れい〔クワイ‐〕【×乖戻】

[名](スル)そむき逆らうこと。背戻はいれい
「男は大抵放慢の徒で」〈荷風つゆのあとさき

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乖戻」の意味・読み・例文・類語

かい‐れいクヮイ‥【乖戻】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) さからい、そむくこと。また、性質が反抗的なさま。
    1. [初出の実例]「故に詳に其の事を尽さず、乖戻多し」(出典:山鹿語類(1665)二一)
    2. 「私欲に徇ひ、天命に乖戻し」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一〇)
    3. [その他の文献]〔易林‐雑卦既済〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「乖戻」の読み・字形・画数・意味

【乖戻】かい(くわい)れい

もとる情理にそむく。〔後漢書升伝〕春秋の家、~各執るり、乖爭す。之れに從ふときは則ちを失ひ、從はざるときは則ち人を失ふ。

字通「乖」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android