乙夜の覧(読み)イツヤノラン

デジタル大辞泉 「乙夜の覧」の意味・読み・例文・類語

いつや‐の‐らん【乙夜の覧】

《昔、中国で、天子は昼間政務で忙しいので乙夜になってから読書をしたところから》天子の読書。乙覧いつらん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乙夜の覧」の意味・読み・例文・類語

いつや【乙夜】 の 覧(らん)

(昔、中国で天子が夜一〇時頃政務を終えて読書したということから) 天子が書を御覧になること。乙覧。
[補注]「杜陽雑編‐上」に「文宗皇帝毎視朝後、即閲群書。謂左右曰、若不甲夜視事、乙夜観一レ書、何以為人君邪」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android