九分十分(読み)クブジュウブ

デジタル大辞泉 「九分十分」の意味・読み・例文・類語

くぶ‐じゅうぶ〔‐ジフブ〕【九分十分】

大した違いはないこと。大同小異。くぶんじゅうぶん。
「いづれ人の目は―ぢゃ」〈咄・露がはなし・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「九分十分」の意味・読み・例文・類語

くぶ‐じゅうぶ‥ジフブ【九分十分】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「九分」と「十分」とは、ほとんど差がないところから ) たいした違いはないこと。大同小異。五十歩百歩。くぶんじゅうぶん。
    1. [初出の実例]「或は人の心は九分十分と言ものあり。されども聖人も凡夫も同じ人間ならずや」(出典:仮名草子・悔草(1647)下)

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