九層(読み)きゅうそう

精選版 日本国語大辞典 「九層」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐そう キウ‥【九層】

〘名〙 建物が九階であること。転じて、建物が幾層にも重なること。建物などの高いさまを表わす。
太平記(14C後)二六「和泉河内の間数百箇所の塔婆共、一基も更に直(すぐ)なるはなく〈略〉或は真柱(しんばしら)を切れて、九層(キウソウ)(ばかり)残るもあり」

ここの‐こし【九層】

〘名〙 建物が九階になっていること。九重(くじゅう)。くそう。
書紀(720)舒明一一年一二月(寛文版訓)「是の月に、百済川の側(ほとり)に九重(ココノコシ)の塔を建つ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「九層」の読み・字形・画数・意味

【九層】きゆうそう

九重。

字通「九」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android