九輪草(読み)クリンソウ

デジタル大辞泉 「九輪草」の意味・読み・例文・類語

くりん‐そう〔‐サウ〕【九輪草】

サクラソウ科多年草。山間の湿地に生える。葉は根生し、長楕円形で縁にぎざぎざがある。初夏、長い柄を伸ばし、紅紫色の花を数層に輪生する。観賞用に栽培 夏》「―四五りん草で仕廻ひけり/一茶

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精選版 日本国語大辞典 「九輪草」の意味・読み・例文・類語

くりん‐そう ‥サウ【九輪草】

〘名〙 サクラソウ科の多年草。北海道、本州四国山地の湿地に生え、観賞用に栽培することもある。葉は多数根生し、長さ一〇~二〇センチメートルになる長楕円形で、縁には不規則な鋸歯(きょし)がある。初夏、葉間から高さ四〇~八〇センチメートルになる花茎をのばし、その上部に紅紫色で先が五裂した筒状花を数段に輪生する。しちじゅうそう。しちかいそう。《季・春‐夏》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「九輪草」の解説

九輪草 (クリンソウ)

学名Primula japonica
植物。サクラソウ科の多年草,園芸植物,薬用植物

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