乱板(読み)みだれはん

精選版 日本国語大辞典 「乱板」の意味・読み・例文・類語

みだれ‐はん【乱板】

〘名〙 (長年摺ったため、摩滅してはっきりしなくなったところからいう) 恵心僧都が刻んだと伝えられる古い板木で摺った阿彌陀来迎の図。乱板木。
※俳諧・蠅打(1664)追加「本尊かけは五月雨板木郭公 来迎寺の乱板を、板木と木をそへて云はあしし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android