乱立(読み)ランリツ

デジタル大辞泉 「乱立」の意味・読み・例文・類語

らん‐りつ【乱立/濫立】

[名](スル)
多くの物が乱雑に立ち並ぶこと。「広告塔の―する繁華街
選挙などに多くの者がむやみに立つこと。「候補者が―して予想が立てにくい」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乱立」の意味・読み・例文・類語

みだれ‐た・つ【乱立】

〘自タ四〙
① 男女間のことで、つつましくない態度をとる。浮わついた行動をとる。
源氏(1001‐14頃)夕霧「かばかりにみだれたちにたる、人の心どもは、いと悲しう、口惜しうおぼす」
② 敵の攻撃により味方が混乱しはじめる。浮足立つ。
人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)三「矢庭に命を隕(おと)しつつ、〈略〉忽ち溌(はっ)と乱(ミダ)れ立(タ)つを」

らんたつ【乱立】

〘名〙 (「らんだつ」とも) =らんたつじま(乱立縞)
洒落本・意妓口(1789‐1801頃)一「はばのせまき本こくらのおびにランタツの唐ざんのあはせ」

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