乳用種(読み)ニュウヨウシュ

デジタル大辞泉 「乳用種」の意味・読み・例文・類語

にゅうよう‐しゅ【乳用種】

乳を得ることを主な目的とする品種の牛。ホルスタインジャージーなど。乳牛
[補説]乳用種の牛でも、肉を得るために肥育されているものは肉用牛に区分される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乳用種」の意味・読み・例文・類語

にゅうよう‐しゅ【乳用種】

〘名〙 乳牛など乳(ちち)をとることを目的として飼育する種類

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「乳用種」の意味・わかりやすい解説

乳用種
にゅうようしゅ

乳をとる目的のために改良された家畜の品種の一般名。肉用種その他の用種に比べて体脂肪の蓄積が少く,体は角張っており,乳用種に独特な体型を示している。乳牛は頭部が小さく頸肩は薄く,側から見ると胸底から腹部にかけて次第に広がって楔型になり,前から見ると肩峰頂点,胸底を底辺とした楔型になり,上から見ると頭部を頂点として後躯にかけて楔型になっている。これを3楔型と称し,乳牛の特徴とされる。ホルスタイン,ジャージー,ガンジー,エアシャー,ブラウンスイス,デーリーショートホーン種などの品種がある。やぎの乳用種を代表するザーネン種も楔型の体型をしている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android