乳貰(読み)ちちもらい

精選版 日本国語大辞典 「乳貰」の意味・読み・例文・類語

ちち‐もらい ‥もらひ【乳貰】

〘名〙 子を産んで乳がでなかったり、母親が死んだりしたため、乳児のために他人の乳をもらって歩くこと。また、その人。ちもらい。
※俳諧・松窓句集続編(1835)夏「手かはりに早苗もとるや乳もらひ〈野巣〉」

ち‐もらい ‥もらひ【乳貰】

〘名〙 乳が足りないため、乳飲み子をかかえて、他人の乳をもらい歩くこと。また、それをする人。ちちもらい。
※俳諧・武玉川(1750‐76)五「乳貰の笠着て袖を笠にきせ」

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「乳貰」の解説

乳貰
(別題)
ちもらい

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
乳もらひ
初演
明治29.1(京都・坂井座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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