デジタル大辞泉
「乾屎橛」の意味・読み・例文・類語
かん‐しけつ【乾×屎×橛】
禅宗で、乾いた棒状の糞。仏とは何かという問いに対する答え。一説に、くそかきべらで、不浄なもののたとえ。
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かん‐しけつ【乾屎橛】
〘名〙 乾いた棒状の糞。誤って、糞を拭うのに用いた乾いた
へらとも解される。また、もっともきたないもの、取るに足りないもののたとえに用いられる。禅宗に、この語をもって仏や
仏性(ぶっしょう)とは何かという問いに答える
問答がある。
※
随筆・
独寝(1724頃)下「
文字は乾屎橛
(カンシケツ)の如く皆やくにたたぬ物」 〔
無門関‐二一則〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報