乾酪性肺炎(読み)かんらくせいはいえん(英語表記)caseous pneumonia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「乾酪性肺炎」の意味・わかりやすい解説

乾酪性肺炎
かんらくせいはいえん
caseous pneumonia

結核性肺炎の一種で,病巣部にチーズ状の乾酪変性が認められる。増殖性結核と異なり,漿液線維素,白血球,大単核球などの滲出が強く,広範に肺葉全体が侵されることが多い。結核菌に対するアレルギーが関係していると考えられている。最近はほとんどみられない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android