亀井算(読み)カメイザン

デジタル大辞泉 「亀井算」の意味・読み・例文・類語

かめい‐ざん〔かめゐ‐〕【亀井算】

そろばんによる割り算の一。九九を応用した、今日行われている方法。考案した百川治兵衛ももかわじへえが正保2年(1645)に著した「亀井算」によって一般化した。百川算。加命算。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「亀井算」の意味・読み・例文・類語

かめい‐ざん かめゐ‥【亀井算・加命カメイ算】

〘名〙 そろばんの割り算の一方法。掛け算の九九を用い、二乗した数と掛け合わせた数を実数から引いて計算する。百川治兵衛が始めた方法なので百川流ともいったが、正保二年(一六四五)にその著「亀井算」が出てから一般化した名称。亀井割り。
※俳諧・胴骨(1678)賦何絞俳諧「おのれとひびくかねもふけして〈西国〉 はちはちとひけやてんでに亀井算〈由平〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android