出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
京都府中部の市。1955年亀岡町ほか15村が合体して市制。人口9万2399(2010)。市域は亀岡盆地南半部とその周辺の山地からなる。山陰道の要地で丹波の国府や国分寺(跡は史跡)が置かれ,古代の丹波の中心地であった。大堰(おおい)川南岸の河岸段丘上にひろがる中心市街は,天正年間(1573-92)に明智光秀が築いた亀山城の城下町として発展し,現在も城下町の風情がよく残っている。1869年(明治2)伊勢の亀山と区別するため亀山を亀岡と改称。城あとには大本教の本部が置かれている。国道9号線,JR山陰本線が通じ,京都への通勤者も多い。木材・木製品,繊維などのほか,近年は電気機械器具工業が盛ん。市街北部の大堰川にかかる保津橋のたもとからは,春から秋まで保津川下りの舟が出,西方の山間部には湯ノ花温泉がある。
執筆者:浮田 典良
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…丹波国桑田郡の城下町(現,京都府亀岡市)。口丹波の交通の要地。…
…石門心学の石田梅岩,医師山脇東洋,画家円山応挙らが藩内よりでている。1869年(明治2)版籍奉還のとき,伊勢国亀山との混同を避けるため亀岡と改称し,71年亀岡県を経て京都府に編入。【野田 只夫】。…
※「亀岡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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