予防線(読み)ヨボウセン

デジタル大辞泉 「予防線」の意味・読み・例文・類語

よぼう‐せん〔ヨバウ‐〕【予防線】

敵の攻撃などに備えて、あらかじめ講じておく警戒監視などの手段
あとで失敗したり非難されたりなどしないように、前もってうっておく手段。「あとでつけこまれないように予防線を張る」
[補説]「予防線を張る」で成句となり、「予防線を引く」とは言わない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「予防線」の意味・読み・例文・類語

よぼう‐せんヨバウ‥【予防線】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 敵の攻撃や侵入を防ぐために、または、警戒や監視などのために、あらかじめ手配しておくこと。
  3. 失敗したり非難されたりなどしないために、前もってうっておく手段・方策
    1. [初出の実例]「さうして置けばまた父の疑惑心を避ける予防線(ヨバウセン)にもなる訳と考へたのです」(出典:乳姉妹(1904)〈菊池幽芳〉前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android