事の便り（読み）コトノタヨリ

デジタル大辞泉「事の便り」の意味・読み・例文・類語

１物事のついで。
「―に都を聞けば」〈方丈記〉
２何かにつけてのよりどころ。便宜。
「―を賜はせてはぐくみ顧みさせ給ふほどに」〈栄花・疑ひ〉

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① 何かにつけてのよりどころ。便宜。

※栄花（1028‐92頃）うたがひ「ことのたよりを賜はせてはぐくみかへりみさせ給ふほどに」

※方丈記（1212）「その時おのづから事のたよりありて、津の国の今の京にいたれり」

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