二十二根(読み)にじゅうにこん

世界大百科事典(旧版)内の二十二根の言及

【根】より

…インド哲学諸派は五根を物質界(元素)に属するものと考えるが,単なる身体の一部(眼球など)とは区別する傾向が強い。仏教ではこれに意(あらゆる精神活動をつかさどる器官)を加えて〈六根〉とし,さらに広義には六根のほかに煩悩を断ち悟りに導く力(信・勤・念・定・慧の五根)や寿命(命根),男根,女根などを加えて〈二十二根〉ともいう。また利根・鈍根というように〈仏教の教えを受ける者としての資質〉を意味することもある。…

※「二十二根」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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