アメリカの作家スタインベックの小説。1937年刊。カリフォルニア州中部のサリーナス川近くの農場を舞台に、大男でうすのろのレニーと、小男で抜け目のないジョージの日雇い労務者を中心にした物語。1930年代の経済不況下、困窮にめげず、おおらかに生きようとする素朴な農民の生が、叙情豊かな筆で描かれている。作者が世に名をなした作。原始への回帰、人間の平等、農本主義など、アメリカ精神の伝統を内包している。題名はスコットランドの詩人R・バーンズの詩『二十日鼠に寄せる』の第七節により、未来のことはだれも計画どおりにいかないものとの意味を含ませている。作者自身の手で劇化(1937初演)され、その上演でピュリッツァー賞を受けた。
[稲澤秀夫]
『大門一男訳『二十日鼠と人間』(1953・新潮社)』
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