二挺鼓(読み)にちょうつづみ

精選版 日本国語大辞典 「二挺鼓」の意味・読み・例文・類語

にちょう‐つづみ ニチャウ‥【二挺鼓】

〘名〙
① 一人で大鼓小鼓を打ちならすこと。また、その曲、または舞踊。歌舞伎俳優佐渡島長五郎の創案。元来は長唄囃子(はやし)だが、のちに舞妓芸子持芸となった。江戸時代、明和一七六四‐七二)頃から流行
役者論語(1776)佐渡島日記「一人して二挺鼓(ニテウツヅミ)と名付、はやき事など打たりしに」
② 歌舞伎下座音楽の一つ。三味線に二挺以上の小鼓を打ち合わせて囃すもので、主に郭の場面に用いる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android