二柱(読み)ふたはしら

精選版 日本国語大辞典 「二柱」の意味・読み・例文・類語

ふた‐はしら【二柱】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「柱」は、神仏などを数える貴称の助数詞 ) 神様二人。二神。特に、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)伊邪那美命(いざなみのみこと)の二神をいう。
    1. [初出の実例]「大吉備津日子命と若建吉備津日子命とは、二柱(ふたはしら)相副ひたまひて、〈略〉忌瓮を居ゑて」(出典:古事記(712)中)
  3. 鳥居二本の柱。また、鳥居。
    1. [初出の実例]「黒木の鳥居の二柱に、立ち隠れて」(出典:光悦本謡曲・野宮(1470頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「二柱」の解説

二柱
(通称)
ふたはしら

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
福寿館和合二柱
初演
享保14.11(京・榊山座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android