二番鶏(読み)ニバンドリ

デジタル大辞泉 「二番鶏」の意味・読み・例文・類語

にばん‐どり【二番鶏】

夜明けに、一番鶏に次いで鳴く鶏。また、その声や、その時刻

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精選版 日本国語大辞典 「二番鶏」の意味・読み・例文・類語

にばん‐どり【二番鶏】

  1. 〘 名詞 〙 夜明けに一番鶏の次に鳴く鶏。また、その声やその鳴く時刻。普通午前四時頃鳴くとされる。
    1. [初出の実例]「大かたの人には留主留主と二番どりの鳴までのがれ」(出典:浮世草子・男色大鑑(1687)七)

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世界大百科事典(旧版)内の二番鶏の言及

【ニワトリ(鶏)】より

…天照大神が天の岩屋戸に隠れ,世界がことごとく闇になったとき,八百万(やおよろず)神が常世長鳴鳥(とこよのながなきどり)を鳴かせ,天鈿女(あめのうずめ)命に舞わせて,天照大神を呼び出す話で,鶏はまさに,太陽を呼び出すものとして立ち現れている。このような象徴的神話世界とは別に,鶏の鳴声は時を知る手だてとされ,丑(うし)の刻(午前2時)に鳴くのを一番鶏,寅(とら)の刻(午前4時)に鳴くのを二番鶏といっていた。 ところで西方においても,鶏は太陽神と深いつながりをもっている。…

※「二番鶏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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