二重帳簿(読み)ニジュウチョウボ

デジタル大辞泉 「二重帳簿」の意味・読み・例文・類語

にじゅう‐ちょうぼ〔ニヂユウチヤウボ〕【二重帳簿】

事実を記録する帳簿ほかに、脱税粉飾決算などのために作成された帳簿があること。また、その帳簿。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「二重帳簿」の意味・読み・例文・類語

にじゅう‐ちょうぼニヂュウチャウボ【二重帳簿】

  1. 〘 名詞 〙 金銭出納取引などを隠すために、実態記入する帳簿とは別に、偽りの記入をした表向きの帳簿をもう一冊つくること。また、その帳簿。狐帳。
    1. [初出の実例]「うちは、二重帳簿どすか」(出典:古都(1962)〈川端康成〉松のみどり)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android